CREATIVE HUB UENO “es”(エス)

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EXHIBITIONS
岡﨑未樹 個展
「わたし かめ あなた」

<展示期間>
2024年7月2日〜7月28日
開場時間:11:00−19:00(最終入場18:45)
休場日:月曜日(祝日の場合は翌日に振替)
※会期中にトークイベントを予定しています。詳細が決定しましたらお知らせします。

【開催決定】7月13日(土)14:00~16:00
上映会&アーティストトーク 岡﨑未樹×佐々木友輔
今回の展示では一部のみをご覧いただけるドキュメンタリー映画《わたし かめ あなた》の全編を一挙上映。
ゲストをお招きし、作品についてのクロストークも展開します。
詳細:https://ueno-es.jp/info/167.html

<展示概要>
秋田市在住の菅原夫婦を2022年6月〜2023年12月の約1年半追ったドキュメンタリー映画《わたし かめ あなた》をオムニバス形式で展開していく展覧会です。
夫の菅原睦実さんは出生時の事故による頚椎損傷のため車椅子で生活されて、2021年の2月に亡くなられました。
睦実さんの死からひき起こされた、妻ののぞみさんの後悔や出来事、そして、睦実さんが亡くなられてからやってきたリクガメの「いんく」との関係。生と死、身体的ケアと心理的なケア、睦実さんの思いや人柄を傾聴し、睦実さんの人生を追うことで、亡くなった者への葬いと残された者の祈りのようなものを追います。

<展示作品>

《見えかた》2024、映像(4分05秒)
《傷》2024、映像(1分28秒) 
《名前》2024、映像(4分06秒)

<アーティストステートメント>
「生と死」「看取り」「葬い」に興味をもち、他者との対話や行動を共にすることで、その人の意思や物語に触れたいと考えている。主に映像作品を制作している。

<推薦者コメント>
本ドキュメンタリー映画には撮影者と被写体の信頼関係が映っている。のぞみさんと岡崎は不在の人の声を聴き、睦実さんの見た視線で世界を捉えなおそうと試み、止まったままの記憶から一歩を踏み出し旅に出る。かつて届かなかった場所でその声を発し再会した人々が少しずつ変わっていく様子、彼が残した言葉の意味を知りのぞみさん自身が新しく生きなおしていく姿をカメラは捉える。他者へと記憶を繋ぐ3人の協働制作で出来た映画である。          
映像作家・東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 准教授 山城知佳子

<プロフィール>

岡﨑未樹(おかざき みき)
岡山県出身
2021年 秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻卒業
2024年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了

主な展示
2021 秋田公立美術大学卒業・修了展「へば、」 学長奨励賞
2023 秋田公立美術大学開学10周年記念展「美大10年」
2024 第72回東京藝術大学卒業・修了作品展

<過去の作品>

《大切だけどいずれ忘れてしまいそうな思い出や出来事を忘れないようにするための「まじない」をしようと思う》2022年 映像
死の間際の走馬灯で思い返すのは、人生の転換期や大切な誰かとの思い出が主かと思う。しかし、走馬灯に出てこないような些細な会話が、大切でないとは思わないし、思いたくない。日常の小さな出来事や感情は、ほんの少しでも今の私の一部になっていると考える。そこで私は、「大切だけどいずれ忘れてしまいそうな思い出や出来事」をかき集めて、これからの思い出や出来事をふとした時に思い出せるように、「まじない」をかける。募集した計10人の方のエピソードを利根川の真ん中で朗読する。
川の中で朗読することにより、読み上げたものたちが忘れられないものに昇華させる試み。

《わたしたちはいつから死を認識したのだろうか?》2021年 映像、絵本
わたしたちはいつから死を認識したのだろうか。いつ自分の命は有限であることを知ったのだろうか。少しずつ断片的に理解し「死」として認識するのだろうか。「死」を認識していく過程で、私たちは「死」に対してなにを思い、どう想像を巡らせたのだろう。
10歳以下の子どもたちに自作の絵本を通して死生観を問う映像作品。