<展示期間>
2024年12月3日(火)〜2025年1月13日(月祝)
冬季休業:12/28(土)-1/6(月)
開場時間:11:00−19:00(最終入場18:45)
休場日:月曜日(祝日の場合は翌日に振替)
<展示概要>
本展では、グラフィックデザイナーおおつきしゅうと氏が企業のロゴやペットボトル・オフィスビル・デスクチェアの一部など、都心での生活を支える合理的なデザインを造形という観点から切り取りドローイングとして展示します。
おおつき氏は機能が抜き取られた都会の景色を、単なる造形として提示することで新たな印象を私たちに与えます。
人通りが多く特に忙しい年の瀬の上野駅の隙間で、現実の異なる側面が展示されます。
※会期中にイベントを予定しています。詳細は後日ウェブサイトでご案内します。
<プロフィール>
おおつきしゅうと
1996年 東京生まれ。
2020年 多摩美術大学統合デザイン学科卒業
2023年 東京藝術大学 大学院美術研究科 修士課程 デザイン専攻 修了
グラフィックデザイナー/アートディレクター。高度情報化社会における批評的なグラフィックデザインのあり方をテーマにシンボル・VIシステム・文化事業の広告のアートディレクション・デザインを手がける。自身で運営するスタジオnon-sensuから書体や雑誌を不定期で刊行。
展示会歴
2019年 「もぬけの形」(The secret museum)
2020年 TokyoTypeDirectorsClub2020参加 (Ginza Graphic Gallery)
2021年 「Japan Graphic Design Exhibition2020 ー I’M POSSIBLE」 (798ArtBridge/MUSEu&m)参加
2021年 「non-sensu」(オルタナティブスペースF/Actory)
2023年 「MANIFEST EXCHANGE」(神楽坂 √k gallery)参加
2023年 「non-sensu」(ginza metro gallery_JP)
2024年 「とても便利な線」(copy center gallery)
<過去の作品>
《non-sensu》2023年、合成ゴム・版画用インク
文字の誕生と逆の順を辿り、あらゆる情報が消費されていく。情報の飽和の時代、無意識下でさまざまなオブジェクトが自動的に記述されていく。ある視点からの現在の破片を集めて再編集する。それはグローバリゼーションの只中を生きる者が現在を語る上で構築した新たな言語。
《とても真面目な線》2024年、木製版画・版画用インク
作品と商品、道具は並列な存在として会場に配置することで、日常的に目にしているはずの物体や視覚情報の既知と未知の境目を曖昧にします。机に置かれている印刷機や書籍は、美術作品か、又は販売中の書籍なのか。ポスターを刷る作業は、美術パフォーマンスなのか、或いは印刷作業なのでしょうか。