CREATIVE HUB UENO “es”(エス)

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EXHIBITIONS
キム・ドヨン個展
「MOMENT」

<展示期間>
2025年12月16日(火)- 2026年1月25日(日)
開場時間:11:00−19:00(最終入場18:45)
休場日:月曜日
*12/29月~1/4日は冬季休業
 
 
<展示概要>
キム・ドヨンの個展「MOMENT」を、2025年12月16日(火)から2026年1月25日(日)まで開催いたします。
 
キム・ドヨンは、電気窯でガラスを熱して成形するフュージングとスランピングの技法に着目し制作しています。熱によって自然に生まれるガラスの変化や美しさを活かし、そこから現れる造形美や微細な光と色の揺らぎを、自身の思考や感情に重ねて素直に表現しています。
 
本展では、薄れていく記憶や忘れたくない思い出、そして日々の中でふと心に残る瞬間 “Moment”を拾い集め、ガラスにとどめて再構成した作品を発表します。この機会に、ぜひご高覧ください。
 
「Moment #1」 2024年、ガラス|H290 x W320 x D250 mm
©Moment #1 (2024年) Dohyeon Kim
 
 
<アーティストステートメント>
私の造形作業は、日常の美しい瞬間を忘れずにとどめておきたいという想いから始まります。道端に咲いた小さな花を見つけた瞬間、誰かの暖かい言葉に嬉しくなった瞬間、そうした日々の中のささやかな瞬間は、今の私を形作るものであり、未来を生きる力にもなります。しかし、忙しく流れる現代の日常の中で、これらの美しい瞬間は見過ごされ、忘れ去られ、時には粗末に扱われがちです。私はそうした大切な瞬間や記憶の断片を一つ一つ拾い集め、ガラスという素材を通して再構成することで、日常の美しさを見つめ直し、「存在することのありがたさ」に改めて気づいていきます。
 
 
<推薦者コメント>
彼女の作品は、日常の中でほのかに立ち上がる確かな感触を捉え、ガラスの内側に穏やかに息づかせます。熱に委ねた自然な変化の美しさを、作家自身の思考と感情と重ね合わせることで、見る者の記憶にも静かに触れる造形へと昇華しています。どうぞ、キム・ドヨンのつくる、穏やかな光を宿すガラスをご覧ください。

東京藝術大学美術学部工芸科素材造形 准教授 地村洋平
 
 
<プロフィール>

©キム・ドヨン

キム・ドヨン(金 到然)/ Dohyeon Kim
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻陶芸(陶・磁・ガラス造形)研究分野修了
1994年韓国生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科ガラス造形専攻修了。教育研究助手を経て、現在は同大学でテクニカルインストラクターを務めつつ、茨城県取手市を拠点にガラス作家として制作活動を続けている。
Website: www.dohyeonkim.com
Instagram: dohyeon_kimm
 
 
主な展示歴
2021年「BREAK THE WALL」 / 上野駅ステーションギャラリー (東京都)
2023年「neophyte」 The Artcomplex Center of Tokyo (東京都)
2024年「MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2024」 / 日本橋三越本店 (東京都)
 
 
<過去の作品>

「Moment #3」 2024年、ガラス|H350 x W430 x D400 mm
©Moment #3 (2024年) Dohyeon Kim
 
 

「Moment #4」 2025年、ガラス|H350 x W450 x D450 mm
©Moment #4 (2025年) Dohyeon Kim
 
 

「Moment #5」 2025年、ガラス|H350 x W420 x D420 mm
©Moment #5 (2025年) Dohyeon Kim